ワタリガラスは世界を創世した?

ワタリガラス

カラスはワタリガラスに限らず、本当に多くの神話に登場します。
その中で、カナダの先住民に伝わっている神話の一つ、
ファーストネイションズに出てくるワタリガラスを取り上げてみましょう。

 

ワタリガラスの神話

昔、欲張りな酋長が太陽を木箱に閉じ込めて独り占めしてしまいました。

このため、世界は闇に覆われてしまいました。
彼は決して誰にも木箱を渡そうとはしませんでした。
ワタリガラスはこのことを知り、世界に光を取り戻そうと考えます。
ワタリガラスは知恵を絞り、箱に近づく手段を考えました。
毎日川に水を汲みにやってくる酋長の娘のことを知ったワタリガラスは、
一本の松葉に姿を変え川を流れて水とともに彼女の水桶に入り込みました。
彼女は松葉に気づかず、水と一緒に飲み込んでしまいました。
これにより彼女は身ごもり、子供が産まれました。
酋長の持つ光る玉を欲しがって子供はよく泣きました。
でも酋長は、光る玉で遊ぶことを許しませんでした。
それでも子供は毎日毎日、光る玉が欲しいと泣きました。
毎日どんどん泣き声が大きくなっていきました。
とうとう酋長も我慢ができなくなり、「一度だけだぞ」と、孫に光る玉を渡しました。
その瞬間にその子供はワタリガラスの姿に戻り、くちばしで玉をくわえて飛び立ちました。
煙穴から外に飛び出し、高く高くずっと遠くまで飛んで、空に太陽を戻してくれました。
先住民の間ではワタリガラスは光(太陽)を取り戻したなどと言われています。
※これはmixiコミュニティのワタリガラスの神話の引用です。

 

チュクチ族のワタリガラスの神話

チュクチ族は、ロシアのシベリア北東の端のチュクチ半島に属する民族であり
さらに極少数は北アメリカにも住んでいるといいます。
おのずと、神話は似てくるものがあります。

 

ワタリガラスはツガイで暮らしていた

昔、ワタリガラスの夫と妻がツガイで暮していました。
ワタリガラスは、誰かによって創造されたものではなく、自ら創造されたのです。

 

彼らが暮らしてい場所は、とても小さいものでしたが、
生活の場としては充分でした。

 

しかも、そこには人も、他のどんな生物もいませんでした。
動物をはじめ、魚も、植物も、何一つとして生き物はいなかったのです。

 

最初の創造

あるとき、妻が言いました。
わたしたちだけでは寂しいでしょう。これは楽しい生活ではありません。
大地をつくってみたらどうでしょう?

わたしにはできない。本当だ。できないと言っておるのだ

 

そうですか。あなたが大地をつくれないというなら、このわたしが、仲間をつくってみます
そうか、見ていようではないか

 

そういって、妻は寝てしまいました。
ふん、仲間など作れるものか、私はおまえのことを見ていよう
夫はそう思い、妻を見ていることにしました。
じっと見守っていましたが何も変わりません。

 

妻は、これまでどおり、彼と同じようにワタリガラスの身体をしていました。
夫は反対側からも眺めましたが、前と同じです。

 

しかし、正面から眺めると、彼女の足は10本指の人間の足になって、ゆっくりと動いていたのです。
なんだ、これは!

 

夫は自分自身の足を伸ばしてみましたが、自分の足はワタリガラスの鉤爪でした。
いや、わたしは自分の身体を変えることはできない

 

そこで、もう一度妻を見ると、妻の身体はすでに白くなっていて、
羽がなくなり、まるで人間のようです。

 

夫は自分の身体を変えようとしました。
しかし、どうすれば変えることができるのかまったくわかりませんでした。
ああ、どうしょう、自分は変えられない

 

彼は身体をこすり、羽を引っ張ったが、何も変わりません。
相変わらず、ワタリガラスの身体とワタリガラスの羽です。

 

もう一度、彼は妻を見ると、今度は妻の腹が大きくなっていました。
眠っている間に妻は創造を起こしていたのです。

 

彼はびっくりして、一度は顔をそむけたものの、しばらくすると、また見たくなりました。
それでもう一度見てみたのです。

 

そうしたら、すでに妻から三人の男の子を産まれていたのです。
妻は子供を産み終わると、それからようやく眠りから覚めました。
三人は、人間のような身体をしていましたが、夫だけはワタリガラスの身体のままでした。

 

子供たちはワタリガラスを見て笑い、母親に尋ねました。
母さん、あれは何ですか
あれは父さんです
えっ?父さんだって。本当なの。ハッ、ハッ、ハッ
子供たちは父親に近づき、足で蹴とばしました。

 

母親は言いました。
子供たち、おまえたちはまだ愚かです。
話してもよいと言われた時しか、しゃべってはいけません。
笑ってもよいと言われた時しか、笑ってはいけません。
おまえたちは私たちの話をよく聴いて、従わなければいけません

子供たちは、母親の言うことを聞いて、笑うのを止めました。

 

ワタリガラスの挑戦

夫のワタリガラスはようやく決心しました。

 

おまえは人間をつくった。今度は、わたしが行って大地をつくることにしよう。
もし、わたしが帰らなかったら、
『父親は水に溺れてしまったのだ、放っておきましょう』と思っていい。
わたしは試しにやってみることにしよう

 

夫はどうすれば大地が作れるか助言を求めて飛んでいきましたが、誰も応えてくれませでした。
彼は暁も頼みましたが、助言は得られません。
落日、夕暮、昼間、天頂に頼んでもみましたが、応えも助言もありませんでした。

 

空と地面とが合わさる凹地に一つの天幕

とうとう、彼は空と地面とが一緒になる場面に
やってきました。

 

そこには、空と地面とが合わさる凹地に
一つの天幕がありました。

 

そこは人で一杯で、大騒ぎをしていました。
何の騒ぎかと、ワタリガラスが、
穴からのぞいてみると、裸の背中が見えたのです。

 

びっくりして跳びのき、立ち止まりました。

 

一人の裸の男がこちらに歩いてきて、
おや、誰かが通っていく音が聞こえたようなだが、どこにいるのだろう
このわたしだ」とワタリガラスは応えました。

 

おお、なんということだ。あなたはいったい誰なのだ
実は、わたしは、この世界の創造者になろうとしているのだ。
自らを創造した者だ。それであなた方は何者だね

 

わたしたちは空が地面がぶつかった時にできた塵からつくられたのです。
わたしたちは増えて、すべての人間たちの最初の礎になろうとしているのです。
しかし、大地がないのです。誰かわたしたちのために大地をつくってくれないでしょうか

 

大地を作る

わたしがやってみよう
ワタリガラスと話した相手の男は一緒に飛び立ちました。

 

ワタリガラスは飛びながら排泄をし、
排泄物は水中に落ちると、すぐに大きくなって、
陸になりました。

 

その陸は、大陸や島、たくさんの地面になりました。

 

さあ、見てくれ。これで充分ではないかね」とワタリガラスは言いました。
いや、まだ充分ではない。真水がないし、陸は余りにも平坦で、山も何もない
そうか、もう一度やってみようか」とワタリガラスは言いました。

 

湖と川を作る

ワタリガラスは波を越えていきました。
波がたち、水が一滴落ちたところに、湖ができました。
そこで、噴流を起こし、そこには川ができました。

 

ワタリガラスは、とても固い糞を排泄しはじめたのです。
その排泄物の大きなものは、山となり、小さなものは丘となりました。
大地は今のようになりました。

 

そこでワタリガラスは、また彼に尋ねました。
さ、見てくれ。これで充分ではないかね」。

 

相手は眺めて、
まだ充分ではない。こんなに水がたくさんなければいいのだが。
いつの日か水が増えて、陸を覆い尽くして、山の頂上さえ見えなくなるかも知れない

 

そこで、ワタリガラスは遠くへ飛んでいって、川と湖に流れ入る水を作りました。
ワタリガラスは精一杯の力を出し、大地をつくり、くたびれ果てました。

 

ワタリガラスは、また彼に尋ねました。
さあ、見てくれ。これで充分ではないかね
充分のようだ。もし、洪水がきたとしても、山頂は水の上にあるだろう。
そうだ。これで充分だ。ところで、われわれは何を食糧とするのだ
」と男が聞きました。

 

人間のための食糧にする動物を作る

そこで、また、ワタリガラスは、飛んでいって、木々を見つけ、
手斧をとりだして、樹木を伐りはじめました。
そして、木片を水に投げ入れたとき、木片は海の方へ流されていったのです。

 

松で北極熊を作る

松を伐って、その木片を水に投げ入れると、
それらは北極グマになりました。

 

カシは、その木片はアザラシになりました。
クロカバの木片は、大きなクジラになりました。

 

その他のあらゆる木々の木片は、魚、カニ、虫など、海の生き物になりました。
さらに、野生トナカイ、キツネ、クマなど、すべての陸の生き物が生まれました。
彼はそれらを全部つくりました。

 

そして、ワタリガラスは、言いました。
さあ、これで食糧ができたぞ、どうだ

 

やがて、人間たちは大人になり、別々の方角へ別れていきました。
彼らは家をつくり、獲物を狩り、たくさんの食物を捕獲して、生活できるようになりました。

 

男ばかりでは人を増やすことができない

しかし、彼らはみな男ばかりでした。
女性はいなかったのです。
そのため、人々は今いる人数より増えることができませんでした。

 

それを見たワタリガラスは、『どうしたもんだろう?』と考えはじめました。

 

クモ女が手助けを言いだす

小さなクモ女が天から細い糸に乗って降りてきました。

 

おまえは誰だ。何をしにここへ来たのだ
わたしはクモ女です。男ばかりで、女がいなくて、
どうやって人々が暮らしているのかと思って。
それでわたしはここに来たのです。
どうでしょう。私がお手伝いしましょうか?

 

びっくりしたワタリガラスはクモ女に言います。
でも、人を増やすには、おまえは小さすぎる
どうってことはありません。腹をごらんなさい

 

クモ女の腹はみるみる大きくなり、身ごもり、それから四人の娘を産みました。
娘たちはとても急速に成長して、大人になりました。

 

さあ、これから見ていて下さい

 

突然、一人の男がやってきました。
それはワタリガラスと飛び回っていて、一緒に世界を作った男です。

 

男は娘たちを見て驚きました。
これは何という生き物だ。わたし達にとてもよく似ているが、まるで違う。
だが、相棒として一人欲しいものだ。
私たちはバラバラの土地に分かれて、別々に暮している。
一人でいるのは退屈なのだ。このうちの一人を相棒として連れていきたい

 

そこでワタリガラスは言いました。
だが、こいつらは腹をすかせるぞ
なぜ腹をすかせなきゃならないのだ。わたしには食物がたくさんある。
われわれはみんな狩人だ。わたしがたっぷりと食わせてやる。ひもじい思いは決してさせない

 

人類が増え始める

男は約束をして、一人の娘を連れていきました。
翌日、ワタリガラスはその二人のところへ行って、様子をみることにしました。
天幕に穴をあけて、のぞいてみたのです。

 

ありゃ、奴らは寝室の隅っこに別々に眠っておるわい。
こりゃ、いかん。あれでは人間を増やすことはできん

 

ワタリガラスは男を起こし、しばし外に出ているようにと指示をしました。
そして、娘に近寄ると、彼女の片腕のにおいを嗅ぎ、
鋭いくちばしで彼女をつつき、彼女と交わりました。

 

おお、おお、おお
静かに。人に聞こえるではないか

 

一方、外に立っていた男は、寒くなったので、少し怒って言いました。
あなたはわたしを無視しているようだが
さあ、入れ。おまえもわかるだろう。おまえたちが増えるにはこうするのだ

 

男は入ってきて、「どうするのかわからん」と言いました。
さあ、もっと近寄って」。

 

ワタリガラスは手ほどきをしました。
二人は睦合い、男は「ああ、なんて、すばらしいだ」と。
こうして人類は増殖しました。

 

こういうわけで、女の子たちが、男の子よりも早くから性交渉を知っているため、
「おませさん」と言われるのかも知れません

 

ワタリガラスのマグネットのお土産はカナダのピューター製


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