ガルーダの勇気

ガルーダの勇気

 

この地球が創造されたころ、造物主には二人の娘がいました。
二人の娘は年頃になり、聖仙神に二人揃って妻となったのです。

 

聖仙神は婚礼の日、ひどく悦びました。
若き美しい妻たちよ。お前たちの願いを何でも叶えてやろう

 

その言葉に、まず妹の方が言いました。
わたくしは1000匹のナーガ(上半身が人間で下半身が蛇)の息子がほしいのです

 

一方、姉の方は
わたくしは、それほどの子供は入りません。
ただ、1000匹のナーガより優れた息子を二人ほしいのです。
インドラ(帝釈天)の100倍強い息子です。

 

聖仙神は快く了解しました。

 

しばらくして、願ったように、妹は1000個の卵を生み、姉は2個の卵を生みました。
それから、500年間温め、妹の卵は次々と孵りました。

 

姉の卵は孵らなかったので1つを割ってみる

しかし、姉の卵は孵らなかったのです。
どうして私の赤ちゃんは孵らないの?
姉は悲しくなり、
失望感のあまり卵の1つを割ってみました。

 

すると、上半身しかない子供が出てきました。

 

姉の卵は妹のナーガより優れた子を求めたために、孵るのに時間がかかっていたのでした。
卵をあまりに早く割ったために、下半身がまだ作られていなかったのです。

 

この息子は、暁の神アルナと名付けられ、アルナは卵を早く割ってしまった母親に対して怒り、
500年の間、競った相手の奴隷になるという呪いをかけてしまいました。

 

呪いが発動するとき

ある日、妹は、天地創造したときに生まれた、
太陽を牽引する7つの頭を持つ馬ウッチャイヒシュラヴァスの
尻尾の色について疑問にもち、姉に話しかけました。

 

7つの頭と翼を持ったウッチャイヒシュラヴァスとその他、乳海攪拌から生まれた秘宝wikiより

姉さん、ウッチャイヒシュラヴァスの色は白で、尻尾が黒かったかしら?

 

何を言っているの。ウッチャイヒシュラヴァスはすべて白よ。そんなことも知らないなんて、もう一度、勉強しなおしたら

 

妹は姉の言い方にムッとしました。

 

じゃぁ姉さん、賭けましょうよ。姉さんの言う通りだったら私が姉さんの奴隷になる。
姉さんが負けたら、500年、私の奴隷になってちょうだい

 

姉はウッチャイヒシュラヴァスのことを見たことがあったので
いいわよ。後で泣いて謝っても許してあげないわよ

 

ウッチャイヒシュラヴァスは海を越えた向こうに居たので、
翌日、二人でウッチャイヒシュラヴァスの色を確認しに行くことを約束しました。

 

インドの細密画に描かれたナーガwikiより

しかし、妹の方は、「自分が間違っているかも知れない」と思い一計を案じました。

 

翌日、ウッチャイヒシュラヴァスを見に行く前に、
先に息子達を行かせることにしたのです。

 

もしも、尻尾が白かったら、
尻尾にとりつき、黒くみせなさい

 

1000匹ものナーガですから、その行為に反対する息子もいました。

 

母親の言うことを聞かないの?
言うことを聞かない息子達なら要らないわ。呪いで滅ぶようにしてやるわ

 

そう言って、自分の言うことを聞かない大半のナーガに呪いをかけてしまいました。

 

この呪いは実の父にとっては喜ばしいことでした。
ナーガは恐ろしい猛毒を持っていて、他の生類を圧倒してしまうからです。
それでも数が少なければ良いのですが、1000匹も結託すると、
強大な勢力になることを恐れていたのです。

 

翌日、姉と妹は、二人で海を越えて確認に行くと、
ウッチャイヒシュラヴァスの尾の色は黒かったのです。

 

そんなバカな。
ウッチャイヒシュラヴァスの尾の色は白かったはず

 

と姉が言っても、実際は黒いのですから、どうしようもありません。
姉は負けて、妹の奴隷になってしまいました。

 

ガルーダの誕生

ガルダ像(インド・マヤプール)

やがて、月日がたち、もう1個である卵が孵りました。
ガルーダと名付けられ、火のように輝き、
四方八方の天空をまばゆい光が覆いつくしたのです。

 

そのため、周りの神々は何が生まれたのかと震え上がりました。ガルーダは生まれるとすぐに成長しました。

 

しかし、神々はガルーダを賛美し指導して、ガルーダの放つ光と熱を制御できるようにしたのです。

 

ガルーダの母は奴隷です。奴隷の子もまた奴隷です。
当然、ガルーダも姉の子供ですから、母と同じように奴隷として扱われるようになりました。

 

妹はガルーダにも様々な難題を振りかけてきます。
太陽が暑いから、沈めてきなさい
あの岩が邪魔だから、どかしてきなさい
次々と言うのです。

 

やがてガルーダは嫌気がさしてきました。
母に「なぜこの様になったのか」を尋ねると、
元々、産んだ卵が500年温めても孵らないので、割ってみたのです。
ところが、もっと待たなければなりませんでした。
早く割ってしまった卵からは兄さんである暁の神アルナの下半身がまだ出来ていなかったのです。
アルナは怒って、賭けをしたら負けた相手の奴隷になるという呪いをかけたのです。
妹とウッチャイヒシュラヴァスの尾の色を賭けたのですが、見に行ったとき黒かったのです。
後で知ったのですが、見に行ったときは、ナーガが尻尾に取り付いていて黒く見えたのです。
これはいかさまです。この賭けに負けたために奴隷となったのです。

そう言って、母は泣き崩れました。

 

これを聴いたガルーダは、義理の兄に話しかけました。
ナーガたちよ!どうしたら母は自由になるのか教えてくれ。
私は、もしあなたたちが望みをかなえてくれたら、あなたたちが望むことをなんでもする

 

そうだな。もしおまえの母の束縛をときたいなら、
天界にある天地創造の攪拌から生まれた不死の聖水アムリタを力ずくで奪ってくれば解放する

 

しかし、それは難題でした。
天地創造時の乳海攪拌というところは、様々な神がいて、守備を固めているのです。
以前、財宝めがけて、戦神である風神ヴァーユが軍勢を整えていったのにも関わらず、
多くの神々が打ち倒された経緯がある場所です。

 

すでに天界ではガルーダが来ることは予兆されていました。
そのため、今までにはなかったような異常現象が起きていました。

 

母はガルーダが天界に行くことをひどく反対しました。
ガルーダよ。天界はどのような場所か知っているのかい?まして、乳海攪拌に行くなんて。
どんなに、お前が強く賢かったとしても太刀打ちできる場所ではないのだよ。
母さんのために、お前が帰ってこないのは悲しすぎるよ。
母さんなら、奴隷のような状況でも耐えるから、行かないでおくれ

 

そう言っても、ガルーダは聞く耳を持ちませんでした。

 

諦めた母は、ガルーダにアドバイスをすることにしました。
まず、海の向こう岸にある島へ行きなさい。悪者と殺人者たちが住んでいます。
彼らを殺し、食べなさい。
彼らはアムリタを探す間の食料となるでしょう。
神バユがあなたの翼を、女神チャンドラ(月)が背中を、
アグニ神(火)とアンギン(風)が頭を守ってくれるでしょう

 

ガルーダの天界での戦い

ガルーダは天上に乗り込むと、待ち構えていた神々を次々に払いのけました。
悪者である、亀と象を殺して食べながら、大暴れしました。

 

最終的に、彼はアムリタの源である山の頂上に着き、
インドラの軍隊と出会い、打ち負かしたのです。

 

ガルーダは、アムリタ窟の入り口を守る火を消しました。
目を見ると灰になる2匹の大蛇と戦い、彼らを食べ、ついにアムリタは彼のものとなりました。

 

ガルーダはアムリタを奪い飛び去ったのです。

 

ヴィシュヌとの出会い

ヴィシュヌとガルーダwikiより

帰り道、ガルーダが飛んでいると、
最高神の一人で世界を維持する神ヴィシュヌ(仏教名は韋駄天)と出会いました。

 

一部始終を見ていたヴィシュヌは、
あの天界から不死の聖水アムリタを盗ってこれるガルーダの勇気と力に感動していたのです。

 

ヴィシュヌはガルーダに頼み事をしました。
私と妻ラクシュミ(吉祥天)の乗りものとして仕えてくれないかね

 

相手は最高神です。
断ることなどできません。

 

これはヴィシュヌ様、私は母のためにアムリタを奪わなければなりませんでした。
あのまま、奴隷として、500年もの間、耐えるのは許しがたかったのです。
奴隷を許してもらうために、ナーガ達はアムリタを奪い取ってこいと言ったのです。
今、このアムリタをナーガ達に届けてきますから、そのあとでも良いでしょうか

 

そうか。お前の強さと勇気は讃えるものがある。
お前にはアムリタを使わない不死を褒美として与えよう。
しかし、その前にインドラと戦ってみよ。
インドラよりお前が強ければ、約束通り不死の身体を授けよう

 

インドラとの友情

アイラーヴァタに乗っているインドラwikiより

仏教名は帝釈天のインドラは、神々の王です。
そのインドラが最強の武器を持って追いかけてきます。

 

しかし、それでもガルーダには敵いませんでした。
元々ガルーダは、インドラより100倍強くなるようにという願いを込められて生まれてきたからです。

 

インドラは最強の武器でも全く利かないのを見ると、
ガルーダに永遠の友情の誓いを申し込んだのです。

 

その友情の証に、ガルーダには不死の体が与えられ、
見返りにナーガたち蛇族を食料にするという約束をしました。

 

ガルーダよ。元々、アムリタは天界のものだ。
しかし、ナーガ達との約束をはたさなければならない。
そこで、いったん、アムリタをナーガ達に渡し、沐浴をしなければ効果がないと言ってくれないか。
沐浴をしているうちに、私はアムリタを取り返すだろう

 

よい考えだと思ったガルーダは了承します。

 

ナーガ達との約束

ヴィシュヌとガルーダwikiより

約束を守るためにガルーダは、
アムリタをナーガたちの元へ持ち帰りました。

 

どうせ天界で殺されてしまうと思っていたナーガ達は
驚き、狂喜乱舞しました。

 

あのアムリタがあるのですから。
これからは不死の身体になれるのです。
ナーガ達がアムリタを舐めようと我先にと群がってきます。

 

さぁ、これで母を解放してくれ
母が解放されるのを確認したガルーダはナーガ達に言いました。

 

このアムリタをクシャの葉の上において、沐浴してから飲まねばならない。
そうしなければ、不死の効果はなくなってしまう

 

それを聞いてナーガたちは、こぞって沐浴をしました。
その隙に、インドラがきて、アムリタを取り返してしまったのです。

 

蛇の舌が二股になった理由

ナーガたちは、だまされたことに気づきましたが、
もはやどうしようもありませんでした。

 

自分たちがインドラと戦うなど、
無理だと知っていたからです。

 

ナーガたちは、どうにかしてアムリタをなめようと、
アムリタが置かれていたクシャの葉をなめ回しました。
そのため、蛇の舌は切れ二股となってしまいました。

 

インドラより強いガルーダ

ガルーダは炎の様に光り輝き熱を発する神鳥です。
インドネシアの国章にも描かれ、またデザインは違いますが、タイ王国の国章ともなっています。

 

ガルーダの力は帝釈天(インドラ)の100倍強いのです。
毒や煩悩、また害を与える一切の悪を食いつくし人々に利益をもたらすとされています。

 

ガルーダの面はバリ・インドネシアのお土産にあります


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